*この展示は開催中止になりました*


2019年7月29日、東京藝術大学、デザイン科、視覚伝達研究室大学院生6名が長崎県、五島列島に旅立った。その目的は、特別な歴史と霊性をまとった五島での体験によって彼らがどのように感じ、いかに心境に変化が生じたかを作品化する事にある。作品化とは、島の情報や体験を論理的な分析によって記述するのではなく、創造的な感性を活かして知覚的な記述を試みることである。長崎滞在以降、これまで3度の展示を行っている。
・2019年8月 長崎県庁のエントランスロビーにて展示。
・2019年9月 東京藝術大学の大学祭で第二章 展示「Memory of GOTO TSUBAKI」。
・2019年9月〜10月 浅草のコパック・ギャラリーにて「nomadic -身体と装い-」開催。

これら年間通じ実践された、五島を契機とした可視化のプロセスは、いかに特殊で独創的な場所であるのか、学生の視点を通じて形象する知覚リポートとなっている。このアートブックは長崎県五島のプログラムの「第四章／総括」として、視覚伝達研究室大学院生6名の内面を表す抒情詩となっており、島に原生する「椿」をテーマにビジュアルワークを綴じている。