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HEY!洗濯ブラザーズ!―衣類のアンチエイジングを叶えるハッピーランドリー―


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自らを#洗濯ブラザーズと名乗り、アイキャッチのいい大型のバルク・スタンドを引っ提げて、オリジナルで開発したナチュラル成分の洗剤を量り売りして歩く、陽気で気さくなモギ・ブラザーズ。

横浜で、宅配クリーニング店リブレヨコハマを営む彼らは、これまであまり目にしなかったアプローチで「洗濯」という行為をブランディングしています。

彼ら#洗濯ブラザーズがいま、世界に向けて発信しはじめたのが、正しい「センタクノシカタ」。今日はそのプロジェクトについてお聞きします。


オリジナリティあふれるクリーニング店 リブレヨコハマ


--#洗濯ブラザーズは何人兄弟?
ほんとは2人兄弟。最近は3人兄弟。
--よく焼けていますがサーファー??
イエス。学生時代から波乗りしています。

むかって右が長男、左が次男



--そもそも、どうしてクリーニング店を?
元々、アパレル企業でテキスタイルの縫製や修繕などを担当し、様々な生地に触れる仕事をしていた次男が、父の影響で、クリーニング店で使用する機器の製造、および販売からメンテナンスをする仕事に携わるようになって。そのなかで、クリーニング店が抱える、様々な問題点に気づき、それなら、と理想のクリーニング店リブレヨコハマを立ち上げました。

赤い看板が目印!クリーニング店 リブレヨコハマ


--お父様がクリーニング店を経営されてた?
いえ、おとーさまはクリーニング店のコンサルタントです。
--リブレヨコハマは、セレブ御用達とのことですが。
シルク・ドゥ・ソレイユさんなどの舞台衣装や、来日した海外アーティストのライブ衣装などもお預かりしています。
--きっかけは何だったんですか?
たまたま、劇団四季のマネージャーさんが、エスカルゴをこぼしたシャツをリブレヨコハマに持ち込まれて、それをクリーニングしたのがきっかけ。2016年の出来事です。
--ずばり、リブレヨコハマ、他とはここが違う!てなんでしょう。
シルク・ドゥ・ソレイユさんなどからお預かりする舞台衣装は、複雑なパターンと繊細な生地で構成されています。汗や、ニオイ、ファンデーションなどのハードな汚れを丁寧に洗い上げながら、繊細な生地を傷めないようにしなければなりません。特出した経験と知識、技術がないと難しいお仕事です。
それと、リブレヨコハマでは、独自で開発したナチュラル成分のオリジナル洗剤を使っているところですかね。

LIVRER YOKOHAMAさん(@livrerlaundry)がシェアした投稿 -

たとえばこんな衣装 スパンコールとかね、とれちゃいそうですよね


--通常、クリーニング屋さんて、どんな洗剤を使っているものなんですか?
普通のクリーニング店で使用している洗剤には、ほとんどと言っていいほど、石油由来の洗浄成分が配合されています。特に、みなさんが普段使用しているドライクリーニングは、石油で洗っているんです。
--なるほど。ではリブレヨコハマの洗剤の特徴は?
特殊な衣装を取り扱うなかで、何度も試行錯誤を繰り返しながら開発したのが、ヤシ由来のナチュラルな洗浄成分にアミノ酸を加えた洗剤です。プロユースの洗剤を一般のご家庭用に処方していて、化粧品にも使われる保湿/柔軟成分をブレンドしているので、柔軟剤はいりません。ナチュラル成分にもかかわらず、洗浄力が高く、衣類の色移りや縮みもしっかりと防ぎ、柔らかさを与えます。大切な洋服をより永く着たい方のために、クリーニング店が本気で開発した洗濯用洗剤です。

こちらがその洗濯洗剤 ほんとに柔軟剤いらなかった(使ってみました)


--ナチュラルな成分にこだわったのは?
学生時代にはじめたサーフィンの影響です。そんなストイックに環境保護活動とかはしてないけれど、波乗りしだしてから海にいくようになって、自然と、環境問題とかゴミの問題とかに興味を持ち出して。以来、そこのアンテナは常に張っています。



洗濯洗剤ブランドとしてのブランディング


--オリジナル洗剤をブランドとして商品化されたのはなぜでしょう?
あんまり深いストーリーはないですけど、洗剤をうちのクリーニング店のお客さんに配っていたら、すごい反応が良かったから。商品として売ろうってなりました。
--洗濯洗剤の量り売りって、日本では珍しいですよね。この販売形態をとったのはなぜですか?
日本でも数少ない、食品の量り売りをやっているBULK FOODSさんとお取引させていただいていて、そこに影響を受け、共同で洗剤のバルク・スタンドを開発したのがきっかけです。 量り売りだと、プラスチックゴミも減らせるし、お客さんも好きな量を、好きな香りで試せるし、ムダがないじゃん!て感じで。実際、ボトルに入った商品よりも安価で提供できるので、経済的にもエコだと、お客さんにも喜ばれています。

人目をひくバルク・スタンド!日本ではまだまだ珍しい量り売りスタイル


--販促戦略を教えてください。
僕たちのブランドは、まだ誰にも知られていない。知っていただくためには、有名なアパレルブランド、オーガニックコットンのタオルブランドなどとのコラボレーションイベントが最短ルートと考えています。なので、パタゴニアとのZERO waste marketや、high fashionを取り扱うセレクトショップ、百貨店でのPOP-UPイベントを積極的に行なっています。またイベントでは、「センタクノシカタ」を小さなリーフレットにして、一人一人にお渡ししながら、丁寧にご案内することを心がけています。洋服を洗う以外の活用法などもお伝えしたり。

ハウ ツー センタク 「洗濯に言葉の壁はないさ」


--「ZERO waste market」しかり、「Jumble TOKYO」、d47MUSEUMの「47都道府県の修理と手入れ展」など、テーマ性をもったイベントに出展されていますよね。
僕たちのブランドコンセプトとフィットする出展先を熟考しています。
キーワードは、Act local, Think global / Hi-end fashion / Sustainable / Zero waste / Up cycle です。

d47 Museum 47都道府県の修理と手入れ展 神奈川代表!


--意思のある出展が別の出展に繋がることもある?
そうですね。事実、d47MUSEUMの「47都道府県の修理と手入れ展」への出展は、今年2月に、普段使っているシェアオフィスのイベントMOV市-仕事と働き方の見本市-」に出展したことがきっかけです。

これがきっかけになったMOV市での様子 私たちにとっても嬉しいお知らせでした!



#洗濯ブラザーズと「センタクノシカタ」


--#洗濯ブラザーズの強みとは?
#洗濯ブラザーズ 3兄弟は、今まで全く別々の道を歩んできました。2007年にクリーニング店を立ち上げた次男。海外から持ち込んだオーガニックコスメやフードのブランディングを10年以上経験した長男。そして、製薬会社を経て、大手IT企業で営業の仕事に従事してきた三男。そんな僕たちが#洗濯ブラザーズとしてプロジェクトを進めていくためには、革新的なプロダクトの開発と、そのブランディング、そして発信するためのコミュニケーションが必要。3人が別々の道を歩んできたからこそ、絶妙なバランスで成り立っていると思います。

ハッピーランドリーー!!


--そんな#洗濯ブラザーズが伝えたい「センタクノシカタ」って?
これまでイベントを通じて、何百人もの方に「センタクノシカタ」をお話ししてきました。そのなかで気付いたことは、正しく洗濯をされている方は、ごくごく僅かということ。 正しい「センタクノシカタ」とは、オートマティックで便利になった洗濯機に任せきりにするんじゃなくて、洗濯物にあわせて水量を調節したり、洗濯する前にひと手間くわえたりすること。僕たちが、クリーニング屋さんという洗濯のプロだからこそ伝えられる、ご自宅でできる最上の「センタクノシカタ」です。そうすれば、好きな洋服をもっと永く着られるんです。

▶▶こちらで「センタクノシカタ」をご覧いただけます。

--今後の展望を教えてください。
世界的にみても、日本のクリーニング品質は優れていると言われています。ただ、地球環境に配慮し、ナチュラルなプロセスで洗うという発想を持ったクリーニング店はどれくらいあるでしょうか?
僕たちは地球に敬意をはらい、環境に全く負担をかけないクリーニング店を目指しています。僕たちが開発した洗濯洗剤を、横浜から世界に向けて発信していけたら最高です。

インターナショナルなファッションのプラットフォームtomorrowのパリショールームにも!


現在は、洗濯槽用の洗剤やクリーナー、リネンスプレーといった商品も販売がはじまり、Instagramでは「センタクノシカタ」の実演をライブ配信。よりトータルに、より楽しく「センタクノシカタ」を提案されている#洗濯ブラザーズ。

記事中でも触れたd47MUSEUM「47都道府県の修理と手入れ展」(@渋谷ヒカリエ8階 6月11日まで開催)では、4月20日より、ミニ・バルク・スタンドも登場。実際に量り売りで洗濯洗剤を購入できます。

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d47さんの什器とぴったりマッチ♡ 長男&三男


その他、日々目まぐるしく全国を行脚している#洗濯ブラザーズの動向は、こちらでチェック! どこかの街で見かけたら、「HEY ! 洗濯ブラザーズ!」と声をかけてみてください。ハッピーな兄弟が陽気に「センタクノシカタ」を教えてくれるはず。


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