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2018.09.28
未体験の臨場感!指一本で潜入できるMOVバーチャルツアーへようこそ!
正直、G●●gleストリートビューと、どこが違うのだろうと思っていました。体験するまでは。
新しく生まれ変わった、MOVのバーチャルツアー、ぜひ触ってみてください。指一本で、MOVのどこへでも瞬時に移動していただけます。まるで、実際にその空間を歩いているかのような臨場感に魅せられて、きっとタブレットを操る指が止まらなくなるでしょう。
観るものを魅きつける、この臨場感を可能にしているのが、3D Spaceウォークスルーという、アメリカ発の最新3D合成技術。紹介してくださったのは、VISIT INSIDE JAPANを展開する竹田圭介(たけだけいすけ)さんです。
竹田さんは、3D Spaceウォークスルーの技術を使って、まだ見ぬ日本の内側の魅力を、国内外にむけて発信しています。竹田さんにお話を伺いながら、3D Spaceウォークスルーの魅力を、たっぷりご紹介します。
竹田圭介 (映像作家・シネマトグラファー)
株式会社NOSIDE 代表
CM・プロモーション映像の企画制作、マーケティングコミュニケーションなどが専門。CM作品は1,000本を超える。広告賞審査委員や大手フード系フランチャイズチェーンのコミュニケーションアドバイザーなども経験。今年から日本の内側の魅力を掘り起こす、VISIT INSIDE JAPAN 事業をスタートする。
株式会社NOSIDE 代表
CM・プロモーション映像の企画制作、マーケティングコミュニケーションなどが専門。CM作品は1,000本を超える。広告賞審査委員や大手フード系フランチャイズチェーンのコミュニケーションアドバイザーなども経験。今年から日本の内側の魅力を掘り起こす、VISIT INSIDE JAPAN 事業をスタートする。
- ――ずばり!この3D Spaceウォークスルーの特徴を教えてください!
- VISIT INSIDE JAPANが展開する、インタラクティブ3D Spaceウォークスルーは、 アメリカ、シリコンバレーのMatterport社が開発した3Dプラットフォームです。
皆さんがよく見る3D画像は、球面レンズで撮った360°の2次元画像を、継ぎ目なく張り合わせて3次元に編集する技術です。これに対してMatterportの3Dカメラは、3次元スキャナーを搭載した「赤外線3Dスキャンカメラ」です。6つのレンズを搭載したカメラが、360°回転しながら、赤外線データと可視光線の4K画像を収録します。だから、室内や家具の立体寸法も、同時に計測しています。つまり、本格的な3Dカメラなので、臨場感も違うということなのです。
- 室内すべてを丸ごと立体スキャンしたデータ上に、4K画像を合成していくのですが、この高度な3D合成のアルゴリズムが群を抜いているんですよ。
3D処理された画像は、形だけでなくインテリアの木目や布の質感までもリアルに再現。まるで、そこにいるかのような臨場感をもたらします。操作もストレスなく、軽々と歩けますから、ウォークスルー探検の楽しさは加速します。また、VRゴーグルをつけると、実写版バーチャルリアリティにもなる優れものなんです。
- ――長く、映像に携わってこられた竹田さんですが、この3DSpaceウォークスルーに興味が湧いたのはどうしてですか?
- 私は30年もの間、映像作家として、CMやプロモーション映像に従事してきました。映像もこの1世紀で映画館からTVへと舞台を移し、今やwebサイトにそのステージが変わりつつあります。そして映像表現の技術は発展し、CG合成や美しく演出する技法も日々進化しています。
しかし、その一方で、狭い部屋を広く見せることも、粗末な食品を美味しそうに見せることもできるようになり、広告の映像だけでは、本当かどうかを信頼できない...というジレンマも生まれてきてしまっている。良かれと思ってキレイに作った映像も、観る人を騙してしまうのでは本末転倒になってしまいます。
「さてこの先、追求すべきは何なのか?」と考えていた時に出会ったのが、この3D Spaceウォークスルー技術でした。リアリティを追求し、観る人が簡単に操れ、まだ見ぬ室内を隅々まで調べて探検することができる。それでいて、こんなにも美しい画像なのには正直、驚きました。
- ――どこに魅力を感じていますか?
- まずは映像の「美しさ」と「自由さ」と「正直さ」でしょうか。発信者側の見せたいところだけを切り取るのではなく、中身をすべて見てもらうことが、オーディエンスにとっても、とても価値のあることだなと思います。
また、遠くて行けない場所を、自由に歩き回ることができるのは、夢のような事。 忙しい方や、旅行に行けない方にもバーチャルで楽しんでいただける。これから行く場所の下見や、正しい情報の共有などにも役立ちます。
さらに!建物をドールハウスビューで見せる事ができる機能は、皆さんの心をワクワクさせてくれると思います。子供の頃に、図鑑で蟻の巣の断面図をはじめて見た時の気持ちとか、それこそ憧れのドールハウスを買ってもらった時の喜びに近いのではないでしょうか。いろんな建物の中身を、立体的にグルグル回して観られるのは圧巻ですね。
- ――日本の紹介のこういうところに使えそう!とか、なにかビジョンがありますか?
- まずは、これからどんどんやってくる外国の方に、日本の予習をしていただきたいと思っています。団体旅行で訪れる観光名所も良いですが、日本各地には本物の魅力的な文化財が沢山あります。まだまだ、ニンジャやゲイシャが街を歩いている、と思っている方も多いと聞きました。本当の日本の良さと奥深さを、好きになっていただきたいと思っています。
それから、私を含めた日本人も、意外と日本のことを知らないですよね。盆栽などはBONSAIとして、逆に若い外国の方にファンが多く、とても詳しかったりします。あれも一つの3Dアートですね。3D Spaceウォークスルーは、芸術展などでも、ギャラリーをまるごとスキャンすることができますから、すべてを記録に残せます。日本の生け花や絵画などといったアート作品も、これから世界へ向けて紹介していきたいテーマです。
- ――いろいろと活用法が膨らんでいきますね。では、今後の具体的な活動について教えてください。
- しばらくの間は、いま惚れ込んでいるこの3D Spaceウォークスルーで、日本各地のリアルスペースに込められた美学や、アート&サイエンスを捉えていきたいと思っています。
映像や広告が、単に人にモノを売るためにだけ存在するのではなく、また我々クリエーターのエゴを満たすだけの目的でもなく、真に生活者側の利益を考えた、正直で面白く、観る人をワクワクさせてくれる存在であってほしい。そのためにも、新しい表現方法やテクノロジーを追求していきたいと考えています。
3D Spaceウォークスルーは、最短3日で、実際のショールームをバーチャルショールームへと、変身させることができるそう。建築・不動産、ホテル、ショップなど、3D Spaceウォークスルーの技術が活かせる業種は、まだまだ限りなくあります。ご興味がある方は是非!竹田さんにご一報を。
実際の見学に関するご案内や、現在のメンバーシップの空き状況はWelcome to MOVでご覧いただけます。