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いつもどこでもポケットにカレーを!
新しいレトルト『ポケットカレー』がビジネスシーンにもおすすめな理由
小腹を満たす救世主!ポケットサイズでいつでも食べられる新しいレトルト『ポケットカレー』をご紹介します。
カレーは「完全食」ともいわれるほど、いろいろな栄養素が詰まっています。身体にいいのはもちろんだけど、間食にするにはいろいろ手間もかかりそう。そんなイメージを払拭する『ポケットカレー』は、忙しい合間にこそおすすめの一品。めんどくさくなくて(なんなら食器も汚さなくて)、しっかりおいしくて、ビジネスを楽しくするギミックも効いているんです。
開発されたのは、カレー細胞として知られる 松 宏彰(まつ ひろあき)さん。国内外のカレー店を4000軒以上も訪れたほどのカレーマニアである松さんに、ご自身のこと、それから『ポケットカレー』について伺いました。前編は、開発までのお話やビジネスに役立つ裏技もご紹介。ぜひご覧ください。
まさに細胞ごとカレー!松宏彰さんとは。
よろしくお願いします。カレー細胞というお名前もかなり気になりますが、まず、本業は...?
よろしくお願いしますー。もう何が本業かわからないですけど。もともとはCMの監督、アニメの監督、広告の企画、みたいなことをずっとやってたんですが、数年前に会社を辞めまして。
うんうん。
松 宏彰 |カレー細胞
映像監督/広告プランナー/カレーキュレーター
株式会社ティー・ワイ・オーにてCMディレクター・広告プランナー・執行役員を務めたのち2021年に独立。カンヌ広告祭、NY.OneShowなど受賞の他、TVアニメ「やさいのようせい N.Y.SALAD」総合演出、渋谷スクランブル交差点4面ビジョン連動アニメ「トキノ交差」などを手掛ける。その一方で日本全国からアジア・アフリカ・南米に至るまで4000軒以上のカレー店を渡り歩き「カレー細胞」の名でカレーカルチャーの振興に向けた活動を行う。雑誌やWebにおけるカレー連載、TBS「マツコの知らない世界」などTV出演多数。 主なイベントプロデュースとしてSHIBUYA CURRY TUNE、東京カレーカルチャー、JAPANESE CURRY FESTIVALなどがある。
フリーになって、くる仕事は全部受けようと決めたら、最初の1ヶ月はカレーの仕事ばっかり30件きた、と 笑。
そうするともう映像を作る暇がなくなってしまい、そのままポケットカレー株式会社という会社にしてしまい、いまにいたるという感じです。
笑笑 すごいです。フリーになる前からカレーに詳しいぞ、っていうことは知られてたんですか?
そうですね。広告業とかですと、やっぱりクライアントの手前、いろいろな個人発信ってなかなかできないんですね。
なので完全に匿名の別人格アカウント「カレー細胞」というのをネット空間に作り、一番最初はアメブロだったのかな、あとは当時のTwitterとかで情報を発信しはじめたら、徹夜で頑張る本業よりも、カレー関連のオファーがくるようになりだしたんですね。
そうやって「カレー細胞」が生まれたんですね。いつ頃から発信してたんですか。
ブログとかを始めたのは2008年末かな。それからずっと、ほぼ毎日カレーを食べてます。
ええ!じゃあもう15年ぐらい...?
はい。実は僕、いろんなマニアなんですよ。妖怪マニア、変な生き物マニア、映画マニア。そのなかで、どのマニア要素でブログを書こうかなと思った時に、例えば映画とか妖怪は著作権がかかってくるじゃないですか。
でも毎日ちゃんと習慣にして書けるっていうのは食べ物が一番で。だんだん特化するようになっていきました。毎日カレーを食べるのも苦じゃなくて。
そもそもカレーが大好きだったんですか?
そもそも好きですし、CMとか広告の仕事って徹夜が多いんですよ。で、過集中すると僕なにも食べなくなっちゃって。1週間あんまり飲まず食わずでも平気なんですよ。
ものすごい集中タイプなんですね。
でもそれ健康によくないんで。ブログを書くことで、習慣的にたべるようになるかな。って思ったんですけど、1日2食3食からエスカレートして、1日4食5食になって。笑
それはそれで、体に悪いと思うんですけど。
体調変わったりとかしました?
太りましたね。
笑笑笑
いちおうカレーの名誉のために言っておくと、カレーが太るんじゃないんです!食欲を増進してしまうので!1日に4食、5食、6食は食べない方がいいです。笑
それはもう紛れもなく、細胞ごとカレーですね。
そんな感じで生きております。
めんどくさい、お酒にあわない、を払拭する新しいレトルトカレー
『ポケットカレー』は、松さんがプロデュースするカレーとしては初めてですか?
初めてです!映像制作会社を辞めて、何か自分で作りたくて、でも映像だとあんまり変わらないんでプロダクトにしようと思って、カレー作ろうみたいな感じで。2ヶ月で作りました。
2ヶ月!またもやすごい集中力ですね。レトルトカレーにしたのはなぜですか?
まず、僕はズボラなんですね。カレーもあんまり自分では作らないんですよ。それで、家にレトルトカレーとか冷凍カレーがいっぱいあるんですけど、家に帰ってからお湯沸かしたり、なんならご飯炊いたりとかめんどくさい。
わかります、めんどくさい。
あと僕、お酒が好きなので。昔からカレーライスってお酒に合わないって言われるけど、合わないんじゃなくて、ご飯をいっぱい食べるからじゃないかって。
そうですね。お腹いっぱいになっちゃう。
スパイス料理とかカレーを、ちゃんとお酒と合わせて楽しむ時代がきた方が、僕も楽しいし、カレー屋さんもお酒で客単価が上がるじゃないですか。そういうのをずっと昔から応援していて。
お酒に合わせておいしくて、お湯も沸かさず、ご飯を炊かなくてもいいカレーを作りたいなって思って。常温でそのまま食べられるレトルトを作ったんですよ。
温めなくていいって新しいですよね。ありがたいし。
裏話になるんですが、レトルトって加熱してからパウチしてるから、ほんとは温めなくても安全上は大丈夫なんです。ただ日本人て熱々が好きじゃないですか。なのであとは、あとはチューニングで。熱々じゃなくてもおいしいまで味を持っていきさえすれば、ぜんぜん大丈夫。
例えば、加熱しなくてもスパイスがフワッと香るってどういうことだろうとか。あとは食感とか。
熱々って多幸感あるけどめんどくさい。ポケットカレーはおなじくらいおいしくて、手間いらず。さらにお酒のあてにもなるなんて最高すぎますね。
3種の『ポケットカレー』それぞれの特徴は?
ポケットカレーのバリエーションは3種類。違いについて教えてください。
第一弾が『晩酌カレー』。ベースは、肉を噛むって感じの食感のドライキーマがいいでしょうよ、と。あとは、マーガオっていう台湾の幻のスパイスを隠し味で使ってるんですよ。ガリッとかじると粗挽きの黒胡椒と、山椒をまぜたような香が、口の中に広がるんです。
晩酌カレー確かにすごいスパイシーでした!仕事終わりに買って帰ってそのまま晩酌できる。
第二弾の『朝ポケカレー』は、給食のカレーの小麦粉を米粉に置き換えてスパイシーにしたものなんです。もっちりしてまして、学生さんが朝「遅刻しちゃう」っていいながら、カレーを片手に(パウチを)吸いながら登校していく様子をイメージして作っていて。
パンならぬ。笑
カレーを。笑
で、第三弾が、これがまさにいまここ(渋谷)、渋谷の新名物にしようってことで、渋谷区観光協会さんと、J-WAVEさんと、ホフディランの小宮山雄飛さんたちと一緒に作ったのが『TOKYO STREET CURRY』です。これはちょっと渋谷っぽく意識が高い。
名前もおしゃれですね。
まず肉を使ってないんですよ。ソイミートのキーマを使ってるベジカレーなんですけど、鶏ですっていわれたら鶏肉だと思っちゃうぐらい、わかんないです。あとは規格外野菜を使ってます。
市場にあまり出回らない。
そうです、そうです。ということで、ベジタリアンの人が食べられる多様性と、規格外野菜を使ってる持続可能性、あと災害に強い街・渋谷ということで防災を意識してます。温めずにそのまま食べられるし、製造から2年保つので防災備蓄にいいんです。
MOVにもいざという時のために防災備品があるんですけど。
ポケットカレーもぜひ。カバンにいれておけば、忘れた頃にでてくるという。助かると思います。
ビジネスツールとしても便利な『ポケットカレー』!
パッケージがすごくシンプルですよね。
ポケットサイズっていうのがおもしろいなって思っていて。近年の傾向として、レトルトって豪華になってきてるんですよ。なんとなく箱も大きくて、贅沢な肉を使って。レトルトなのにご馳走っていうのは、それはそれで素晴らしいんだけど。
本来はいかに手軽に、いかにいつでも食べれるかという食品だと思っているので。そっちに突き抜けた商品があってもいいんじゃないかと。
うんうん。
いろいろググったわけですよ、"ポケットカレー"とか"モバイルカレー"とか。ちょっと気取ったモバイルカレーは意外にもあって。ベタなポケットカレーっていうのだけなかったんで。即、商標登録しました。ちょうどその時に使ってたiPhoneと横幅が同じ。ということはつまり、胸ポケットとかいろんなポケットに入る幅なんです。
エコバックすらいらないですね。
あと、レトルトが二つ折りになっていて、真ん中がスリットみたいに隙間が開くんですが、ちょうどね、名刺が入るサイズになってるんです。
ほんとだ 笑。
例えば、名刺を挟んでおいて、誰かにパッと「これちょっとおもしろいの見つけたんで食べてみて」とかってプレゼントするじゃないですか。で、なんか忙しいときに、もらったポケットカレーがあって助かったわーっていうタイミングで名刺がでてくる。
ビジネスツールに!!笑
トロイの木馬的な、名刺の渡し方ができる。笑。興味があればやってみていただけると。とってもいいですよ。
かっこいい!働くみなさんに、広めていきたいと思います。
さて、後編ではカレーマニアである松さんの活動理念『カレーには社会を楽しくするチカラがある』について伺っていきます。後編もぜひご覧ください。