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2019.07.30
オフィスにグリーンのオアシスを!
コウモリラン・モスボールのつくりかた教えます
窓がなかったり、あってもよく陽が入らなかったりする室内だと、植物を育てるのはなかなか難しいですよね。窓のないMOVでも、これまでいくつか鉢植えを置いてみましたが、犠牲にしてしまった悲しい歴史があります。
でも働く環境は少しでも心地いい方がいい。やっぱり生きたグリーンの癒しがほしい!
そこでプロにお願いし、比較的育てやすい植物としてコウモリランのモスボールをご紹介いただきました。自分でつくるところから教えていただいたので、今回はそのつくりかたをシェアしていきます。
葉のかたちが特徴的で、様々なテイストの空間に合わせられるのでインテリアとしても人気なのだそう。
土台につかうのはハイ苔というもの。
用意するツールとしてはテグス、手袋、ワイヤー、ハサミ。ご家庭にあるものでできそうですね。
『外套葉』という、根元のほうにある茶色の葉。これが小さめの方が苔玉をつくりやすいそう。
この茶色の葉が重なり合って水分を蓄え、腐敗することで養分をつくりだしているから、過酷な環境でも育つんだそうです。別名、貯水葉。
また、ひとつの鉢に複数の株があって、そこから芽が出ているので、芽が多い方が成長と変化が楽しめるかもしれないとのこと。みなさんじっくり選定中。
シダの仲間で、土台には苔がぴったり。用意したハイ苔に混じっている、松の葉や枯れ枝などの不要物を取り除きます。
根元の土が見えなくなるように根鉢を苔で包み込み、ぎゅっと握って丸くしたら...
固定のためにテグスでぐるぐる巻いて...
ぐるぐるぐる...
ぐるぐるぐるぐる...
いい感じの丸さになったら、テグスの端と端を結びます。
つり下げ用のワイヤーをつけて完成!向かって右にいらっしゃる伊藤さん。今回の企画の発起人でもあります。
ご参加されたみなさん。
バケツなどが用意できない場合は、水道の流水でも可。ポイントは、モスボースがずっしりと重たくなるまで水分を吸わせ、もう一度軽くなったら水やりをするというサイクルだそうです。
苦手なのは直射日光で、半日陰の風通しの良い場所がちょうどよく、肥料や植え替えは基本的には不要。なんて手のかからない子!ということでMOVの受付前にも吊るしてみました。こんどこそ!元気に育てよ!
それでは最後に、講師の先生をご紹介します。
お二人が所属する第一園芸株式会社は、その起源を明治31年にまで遡るという、日本の園芸文化のパイオニア。花と緑で「感動」を届けるをコンセプトにされています。今回のコウモリラン・モスボールはもちろん、植物をつかった様々なワークショップに対応してくださるそうなので、ご興味のある方は、担当:杉山さん(e-sugiyama@daiichi-engei.co.jp)までどうぞ!
でも働く環境は少しでも心地いい方がいい。やっぱり生きたグリーンの癒しがほしい!
そこでプロにお願いし、比較的育てやすい植物としてコウモリランのモスボールをご紹介いただきました。自分でつくるところから教えていただいたので、今回はそのつくりかたをシェアしていきます。
1、材料
2、コウモリランを選ぶときのポイント
3、土台となる苔下の準備
4、コウモリランとモスボールを合体
5、モスボール完成
6、お手入れ方法
1、材料
主役となるコウモリランの根鉢がこちらです。葉のかたちが特徴的で、様々なテイストの空間に合わせられるのでインテリアとしても人気なのだそう。
土台につかうのはハイ苔というもの。
用意するツールとしてはテグス、手袋、ワイヤー、ハサミ。ご家庭にあるものでできそうですね。
2、コウモリランを選ぶときのポイント
次に主役となるコウモリラン選びです。『外套葉』という、根元のほうにある茶色の葉。これが小さめの方が苔玉をつくりやすいそう。
この茶色の葉が重なり合って水分を蓄え、腐敗することで養分をつくりだしているから、過酷な環境でも育つんだそうです。別名、貯水葉。
また、ひとつの鉢に複数の株があって、そこから芽が出ているので、芽が多い方が成長と変化が楽しめるかもしれないとのこと。みなさんじっくり選定中。
3、土台となる苔下の準備
もともとは高温多湿なジャングルで、樹木や岩面に着生して育っているコウモリラン。シダの仲間で、土台には苔がぴったり。用意したハイ苔に混じっている、松の葉や枯れ枝などの不要物を取り除きます。
4、コウモリランとモスボールを合体
いよいよ合体させます。まず、コウモリランの根鉢をもみもみして、ポットから取り出し...根元の土が見えなくなるように根鉢を苔で包み込み、ぎゅっと握って丸くしたら...
固定のためにテグスでぐるぐる巻いて...
ぐるぐるぐる...
ぐるぐるぐるぐる...
いい感じの丸さになったら、テグスの端と端を結びます。
5、モスボール完成
はみ出た部分をピンセットで押し込んだりして整えて...つり下げ用のワイヤーをつけて完成!向かって右にいらっしゃる伊藤さん。今回の企画の発起人でもあります。
ご参加されたみなさん。
6、お手入れ方法
さて肝心のお手入れ方法ですが、水をあげるときはバケツやボールなどに水を張り、株ごと沈めて、ぶくぶく出てくる気泡がなくなったら器からあげ、よく水気を切ること。バケツなどが用意できない場合は、水道の流水でも可。ポイントは、モスボースがずっしりと重たくなるまで水分を吸わせ、もう一度軽くなったら水やりをするというサイクルだそうです。
苦手なのは直射日光で、半日陰の風通しの良い場所がちょうどよく、肥料や植え替えは基本的には不要。なんて手のかからない子!ということでMOVの受付前にも吊るしてみました。こんどこそ!元気に育てよ!
それでは最後に、講師の先生をご紹介します。
松本慶介さん
子供の頃から多肉植物が大好きで、近年は多肉植物のために自宅を改装するなど、生粋の多肉植物オタク。これまでに伊勢丹新宿店、三越日本橋店に勤務。百貨店では珍しい多肉植物フェアやワークショップをプロデュースし、好評を得ている。第一園芸株式会社所属。杉山絵里香さん
オフィスライフや日々の暮らしを豊かにする、グリーンのワークショップやイベントの企画・運営者。第一園芸株式会社所属。おまけ
さて、ワークショップ終了後、MOVのaiiimaにある伊藤さんのオフィスに集合した講師 松本さんと参加したMOVメンバーのみなさん。もともと置いてあった植物の種類はもちろん、この環境下における現在の状況まで瞬時に説明しだす松本さんに、みなさん感動しきりだったとか。あっというまにできて、お手入れも簡単なコウモリラン・モスボール。ぜひ挑戦してみてください。MOV village
MOV villageとは、MOVのメンバー同士が繋がっていくための活動の場です。自分の知識や趣味、日々疑問に思っていることや、やってみたかったこと。それらをみんなと共有したい、という数名のメンバーの声からうまれたものです。いくつかの条件がととのえば、誰でも自由にvillageを開くことができます。MOV village開催のためのレギュレーションはこちらから
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