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2019.09.02
IoT初心者にもやさしい本/柴田淳さん著『みんなのIoT』
みなさん、そろそろ読書の秋です。いかがお過ごしですか?
ちょっと本が読みたいな〜と思っても、ずらっと並ぶ本の中から選ぶのはめんどうくさい...。自分の興味関心や仕事にまつわるもの以外の本はなかなか手がだしづらい...。
そんな方に向けて、MOVライブラリーからきまぐれに本をピックアップして紹介する図書だよりはじめます。
突然ですが、"IoT"って説明できますか?
Internet of Things、モノのインターネット、それからええっと...。
ちょっと詳しく説明せよ、となると雲行きがあやしくなってくる方は少なくないと思います。
そんなあなたに!今回は、月間1000万PV / 150万UUのWebサービスを運営するエンジニアとして活躍しながら、プログラミングの入門書籍を執筆されているMOVメンバー柴田 淳さんの『みんなのIoT』を紹介します。
2000年代初頭から主に受託開発に、当時はまだ普及していなかったプログラミング言語・Pythonを活用し始め、大規模サイトや出版社のCMS, Googleキャンペーンサイトのバックエンドの開発や設計を行う。現在は自社サービスの開発と運営を行いながら、Python講座の講師や関連書籍を執筆している。
✏ ブログ(直近の講座:https://peatix.com/event/1306189/view)
本書は、モノのインターネットと呼ばれるIoTの入門書。IoTのことを懇切丁寧に解説してくれるうえ、Raspberry Pi(シングルボードコンピュータ)をつかってIoTデバイスを実際につくり、Python(プログラミング言語)をつかってプログラミングまでやってみようという1冊です。
いきなり専門用語がたくさん出てきて、びっくりされた方でも大丈夫。読んでください。なにもわからなくても、最後まで読み進められるやさしさあふれる入門書だから。
Chapter 1(第1章)では、そもそもIoTってなに?という基本事項をわかりやすくまとめてくれています。この章がすごくわかりやすい!
開発やプログラミングに関してはわからなくても、このChapter 1(たった50ページ)は読んでほしい。「いままでなんとなく知った気になってたけど・・・」なIoTについてや、身の回りに増えてきたIoTデバイスのこと、そして今後の生活とどう関わってくるのかを詳しく丁寧に紐解いてくれます。
情報量はもちろん多いのですが、スマートフォンなど、すでにわたしたちの生活に根づいているIoTを例にあげながら、図やイラストも交えて説明してくれます。身近なものからはいっていく、読者に寄り添うやさしさ構成。
Chapter2以降は、読みながら実際に手を動かすターン。スマートスピーカーなどのIoTデバイスをつくる、電子工作やプログラミングの実践編に突入です。ここからグッと専門性が高くなります。
わたしは手を動かさずに読んだのですが、正解の手順をイメージしながら読んでいたので、最終的に頭の中でしっかり完成させられました!笑。読みながらアドレナリンがでてしまっていた(自分比)のもあるかもしれません。帯文に、"電子工作やプログラミングの知識は一切不要"と書いてあるとおり、ほぼ知識がない状態で読み進めても、「できない...」と落ち込むことはなかったです。
工作過程で、シングルボードコンピュータRaspberry Pi(ラズベリーパイ略してラズパイ)が登場しますが、必須かと思いきやそんなことはないし、プログラミング言語のPythonについては基本構文から解説してくれます。Chapter 1から続く、やさしさ構成です。
専門分野の入門書は、どうしてもスキルを身に付けたい人向けだと思いがちです。ただ、柴田さんの『みんなのIoT』は、"みんなの"というタイトルの通り、みんなが知ったつもりになっていたの本質を確認する、やさしいIoT入門書。どんなひとにも手にと取ってほしい1冊です。(ちょっと分厚いけど。)
柴田さんはこれまでに3冊著書を出版なさっています。プログラミング言語Pythonの入門書として韓国語版も出版されている『みんなのPython』、今回紹介した『みんなのIoT』、そして2019年5月に発売された新作『みんなのブロックチェーン』。新作は、なにかと話題のビットコインなど、コンピュータで扱うお金の基本について書かれています。こちらもいまきちんとおさえておきたい知識かも。すべてMOVに揃っているので、3冊合わせ読みもオススメです。
気になる方はぜひ、MOV入り口からすぐみえる本棚をチェックしてみてください!
ちょっと本が読みたいな〜と思っても、ずらっと並ぶ本の中から選ぶのはめんどうくさい...。自分の興味関心や仕事にまつわるもの以外の本はなかなか手がだしづらい...。
そんな方に向けて、MOVライブラリーからきまぐれに本をピックアップして紹介する図書だよりはじめます。
突然ですが、"IoT"って説明できますか?
Internet of Things、モノのインターネット、それからええっと...。
ちょっと詳しく説明せよ、となると雲行きがあやしくなってくる方は少なくないと思います。
そんなあなたに!今回は、月間1000万PV / 150万UUのWebサービスを運営するエンジニアとして活躍しながら、プログラミングの入門書籍を執筆されているMOVメンバー柴田 淳さんの『みんなのIoT』を紹介します。
柴田 淳さん|Atsuhi Shibata
✏ ブログ(直近の講座:https://peatix.com/event/1306189/view)
本書は、モノのインターネットと呼ばれるIoTの入門書。IoTのことを懇切丁寧に解説してくれるうえ、Raspberry Pi(シングルボードコンピュータ)をつかってIoTデバイスを実際につくり、Python(プログラミング言語)をつかってプログラミングまでやってみようという1冊です。
いきなり専門用語がたくさん出てきて、びっくりされた方でも大丈夫。読んでください。なにもわからなくても、最後まで読み進められるやさしさあふれる入門書だから。
いまさら聞けない"IoT"についてわかるから50ページだけでも読んで!
Chapter 1(第1章)では、そもそもIoTってなに?という基本事項をわかりやすくまとめてくれています。この章がすごくわかりやすい!
開発やプログラミングに関してはわからなくても、このChapter 1(たった50ページ)は読んでほしい。「いままでなんとなく知った気になってたけど・・・」なIoTについてや、身の回りに増えてきたIoTデバイスのこと、そして今後の生活とどう関わってくるのかを詳しく丁寧に紐解いてくれます。
情報量はもちろん多いのですが、スマートフォンなど、すでにわたしたちの生活に根づいているIoTを例にあげながら、図やイラストも交えて説明してくれます。身近なものからはいっていく、読者に寄り添うやさしさ構成。
工作も作業手順も、基礎から図解
Chapter2以降は、読みながら実際に手を動かすターン。スマートスピーカーなどのIoTデバイスをつくる、電子工作やプログラミングの実践編に突入です。ここからグッと専門性が高くなります。
わたしは手を動かさずに読んだのですが、正解の手順をイメージしながら読んでいたので、最終的に頭の中でしっかり完成させられました!笑。読みながらアドレナリンがでてしまっていた(自分比)のもあるかもしれません。帯文に、"電子工作やプログラミングの知識は一切不要"と書いてあるとおり、ほぼ知識がない状態で読み進めても、「できない...」と落ち込むことはなかったです。
工作過程で、シングルボードコンピュータRaspberry Pi(ラズベリーパイ略してラズパイ)が登場しますが、必須かと思いきやそんなことはないし、プログラミング言語のPythonについては基本構文から解説してくれます。Chapter 1から続く、やさしさ構成です。
1冊を通して大事にされているのは、とにかくIoTの本質を理解すること
専門分野の入門書は、どうしてもスキルを身に付けたい人向けだと思いがちです。ただ、柴田さんの『みんなのIoT』は、"みんなの"というタイトルの通り、みんなが知ったつもりになっていたの本質を確認する、やさしいIoT入門書。どんなひとにも手にと取ってほしい1冊です。(ちょっと分厚いけど。)
柴田さんはこれまでに3冊著書を出版なさっています。プログラミング言語Pythonの入門書として韓国語版も出版されている『みんなのPython』、今回紹介した『みんなのIoT』、そして2019年5月に発売された新作『みんなのブロックチェーン』。新作は、なにかと話題のビットコインなど、コンピュータで扱うお金の基本について書かれています。こちらもいまきちんとおさえておきたい知識かも。すべてMOVに揃っているので、3冊合わせ読みもオススメです。
気になる方はぜひ、MOV入り口からすぐみえる本棚をチェックしてみてください!