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渋谷の中心で「ビャン!」と叫んできました。
偏愛食堂で魅惑の食体験 − MOVしごとば探訪 #003



先日、知り合いの食道楽がこんなことをいっていました。
「人生でできる食事の回数はほぼ決まってる、1回たりとも妥協したくない」と。

たしかに、美味しいと感じられる食事って幸せ感ありますよね、豪華かどうかは関係なく。そしてそれが未知なる一食だったりしたら、多幸感はもっとあがる気がしませんか?

そんな魅惑の食体験ができるレストランを、いなり王子こと坂梨カズさんがプロデュースされたとのこと。坂梨さんといえば、毎日いなり寿司を食すこと17年という生粋の偏愛フーディスト。いったいどんなレストランなのか、リサーチ2割、食べたい8割でいってきました。場所は、渋谷の中心 西武渋谷店 本館 です。


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様変わりしていく渋谷の街の中で、昔のたたずまいを残す西武渋谷店。


偏愛フーディストがもてなす『偏愛食堂』

8階にオープンしたそこは、食を愛し、味も、知識も、徹底的に極めた8人の"偏人"がプロデュース!とうたわれた至極マニアックなレストラン偏愛食堂

坂梨さんとおなじように一つの食だけをストイックに追求した8人の偏人いや偏神が、それぞれとっておきのお店を誘致して、『偏愛食堂』限定のオリジナル・メニューを展開しているそうです。

しかも、その内容は2週間ごとにガラリと変わる仕組み。これはもはやエンドレスなフードフェス!!なのです。


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美味しいものはみんなで食べるほうがいいよね、ということでカフェ巡りがライフワークのメグリッシュさんと、飲食店経営もしているチダさんをお誘いしました。


未知なる一食 ビャンビャン麺

今回のお目当ては、ビャンビャン麺。ビャン、て発音することすら、滅多にないですよね。これはほんとに未知。
メニューをひらくと、7種類くらいの麺がならんでいましたが、ビャンビャン麺の記載はみあたらず..。うっかり別物をオーダーしてしまっては本末転倒。ここはお店の人にうかがってみました。


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ジャージャン麺など、見慣れたメニューもあるものの...(写真くらい..)。


安心してください、ぜんぶビャンビャン麺ですよ

「どれがビャンビャン麺ですか?」の正解は、「どれもビャンビャン麺」。
というのも、ビャンビャンとは麺の種類(名前)だそうなのです。へえぇぇーー、となったところで、各自、好きなテイストをチョイス。


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1日1食は麺を食べたい麺好きメグリッシュさんと、辛いものはちょっぴり苦手なチダさん。辛くなさそうなのを吟味ちゅう。



ビャンビャン麺、といえば現地ではだいたいこれ!というのがヨウポー麺(ピリ辛熱々油かけ)。他にはジャージャン麺(肉味噌炒め)、シーホンシー麺(トマトたまごソース)とあって、すべての味にサオズ(賽の目切り肉野菜)がミックスされてるのが『偏愛食堂』限定メニュー、その名も渋谷スクランブル交差麺。笑。


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入り混じる感!これらはすべて汁なしで、スープありメニューもありました。


提供されたらすぐに混ぜるべし!

みんなの一品を揃えて写真におさめようと、揃うまで手をつけずにいたところ、「出されたらすぐ混ぜてください!」と、焦り混じりにうながす店員さん。

あわてて混ぜ混ぜする我ら。なるほど時間が経つと熱々の麺がかたまりやすく、最初に運ばれてきたチダさんはたしかに混ぜにくそう...。その差は5分ないかと思ったけれど、最後だったわたしはそれほどでした。ラッキー! 笑


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韓国ドラマとか中国映画とか、決まって出てくる美味しそうな麺を混ぜるシーン。ここで体験できます。笑




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メグリッシュさんはジャージャン麺(右奥)、チダさんはシーホンシー麺(左奥)、わたしはヨウポー麺(手前)。


渋谷の中心でビャン!と叫ぶ

いざ、実食。
お箸で持ち上げてみると納得のビャン!感。不揃いな太さの平麺は、ビャンって感じの伸縮性があって、食べたことのないモッチモチ感。熱くてモチモチの麺に、具材の味が絡みまくります。お味ももちろん美味しいですが、これは食感マニアにはたまらないのでは。


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豚バラなの?といいたくなる見た目のヨウポー麺 器もかわいい。




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モチモチ食感の愛好家だというチダさん「きし麺よりすきかも」とうっとり顔。



ボリュームも満点で、たくさん食べたい方の胃袋もきっと満たしてくれるはず。もっと太い「ベルト麺」もあるとか!気になる方は『偏愛食堂』のInstagram@ henaisyokudou をどうぞ。


夜は火鍋が楽しめるそうですよ。


待ってる間に、書けるかな

中華料理ですから、もちろん漢字があるんです。ビャン。提供されるのを待つあいだに、ビャンの漢字を書いてみよう!というアトラクションがありました。総画数50以上!一見難しそうですが、実は慣れ親しんだ漢字の集合体。語呂合わせで覚えられなくもなさそう。待っている間にもビャンビャン麺への注意をそらさない!素敵な仕掛け。


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文字にも個性がでます。ビャン!byan!となぜかみなオマケを添えるという奇跡。笑


プロデュースした偏神は

ビャンビャン麺をプロデュースした偏神は、中華料理を愛するコミュニティ「中華地方菜研究会〜旅するように中華を食べ歩こう〜」主宰の愛吃(アイチー)さん。誘致されたお店は、都内に3店舗を構えるビャンビャン麺専門店「西安麺荘 秦唐記」さんだそうです。

ちなみにビャンビャン麺は第二弾で、第一弾はインドカレー。3000軒以上もの店を食べ歩いたというカレー細胞Matsuさんと、年間800食もカレーを食すという一条もんこさんがプロデュースした "あなたの知らない"インドカレー も、食べにいっておりました。


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日本初の南インド、マンガロール料理専門店より。インド料理といえばタンドリーチキンですが、お魚メインのプレート。



偏愛食堂での提供は終わってしまいましたが、気になる方は「バンゲラズキッチン」さんで体験できます。

魅惑の体験はあと2週間限定

それにしても、2週間で厨房もカトラリーもすべて入れ替わるなんて、驚きです(大変そう)。期間中は関連イベントも開催されるなど、飽きさせない仕組みがこれでもかとちりばめられています。しかもこの『偏愛食堂』、ポップアップではなくずっと続いていくのだそうです!!すごい。

みなさんの大切な一食にオススメしたい魅惑のビャンビャン麺、体験できるのもあと1週間(11月10日まで)です!
ベテランウェイトレスさながらの坂梨さんにも会えるかもしれませんよ。


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「いらっしゃいませ〜偏愛食堂へようこそ〜」
いなり寿司は、来年2月ごろとのこと。2月といえば、あのイベントですね..。




MOVしごとば探訪とは...多彩なMOVのメンバーさんの働いているところにお邪魔して、お仕事ぶりを拝見したりときには体験させてもらったりする企画です。

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顔ハメもできるよ!