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起業のプロを質問ぜめ! 事業はどこから生まれる? 後編 −−モヴ百景 其の11景



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立場の異なる二人の起業のプロ ーー 新規事業創出の専門家、守屋実(もりや・みのる)さんと、東急アクセラレートプログラム統括の加藤由将(かとう・よしまさ)さん ーー に、「事業はどこから生まれる?」のかを伺ったトークショーの後編です。モデレーターは、KOKUYOの働く場をデザインする研究者 齋藤敦子(さいとう・あつこ)さん。

企業のオープンイノベーションがかかえる現状と問題について語っていただいた前編に続き、後編では、個人と組織、それぞれの立場で培ってきた感覚や実績から、どうすれば良い事業を生み、育てていけるのかを語っていただきました。

"ニューノーマル"という言葉があっという間に口にされるようになったことは、今の状況に前向きに馴染んでいこうとする気配にも感じられます。トークショーが開催されたのは、世の中の情勢がここまで悪化する直前(2020年2月22日)ですが、新しいサービスや事業をはじめる方が大事にするべきポイントは同じ。何かをはじめようと思っている方はぜひ。(*この記事は2020年2月22日に開催された同名トークショーからの書き起こしです。)

世の中のために必要なマッチングをービジネスお見合いの場SOIL

齋藤敦子さん
齋藤さん

加藤さんの最新のプロジェクトでもある、SOIL(ソイル)の話を少ししていただいていいですか?

加藤さん
加藤さん

ここ(ヒカリエ)から歩いてすぐの雑居ビルの中にある、普通のラウンジみたいなところなんですけど。いわゆる「01(ゼロイチ)」と呼ばれる、いろんなアイディアを出しあって、ワークショップをして、ビジネスアイディアをつくり出すっていうところではなくて。

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2020年7月にオープンしたSOIL。コンセプトに賛同した方のみ招待されるエクスクルーシブなラウンジです。6月1日から営業を再開しているそう。SOILオフィシャルサイトより

加藤さん
加藤さん

既にあるもの、1(イチ)になっているものを、1からn(それ以上)にするフェーズにフォーカスをした、オープンイノベーションのラウンジですね。東急グループに限らない、いろんな大手企業さんと、スタートアップ業界とのブリッジの役割をしている空間です。

齋藤敦子さん
齋藤さん

ブリッジのコツとか、教えていただけますか?

加藤さん
加藤さん

紹介をするときに、大企業A社とスタートアップB社のビジネスモデルを、めちゃくちゃ良く研究しています。で、お互いに持っていないリソースが、お互いに持っているものと、ガバっとはまるっていうのがわかったときに、はじめてご紹介をするんです。大企業Aは、東急グループではないんですよ。渋谷にたまたまあるオープンイノベーションの場所で、世の中のために必要なマッチングをアレンジしているんですね。

守屋実さん
守屋さん

めっちゃいいですね。

齋藤敦子さん
齋藤さん

その見極めは加藤さんの頭の中にある。誰でもできることではないですよね。

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東急株式会社 フューチャー・デザイン・ラボ課長補佐の加藤さん。社内新規事業として不動産・建築業界のマッチングビジネスの事業企画から現場運営まで、6年間一貫して携わり、2015年には東急アクセラレートプログラムの統括に。

加藤さん
加藤さん

一番重要なのは、その大企業のトップ=責任者の方と、スタートアップのCEO職の方との思想観があうか。同じ色をしているかどうかっていうのは、すごく気にします。それぞれと30分とか1時間とか、なんとなくお茶をしながら「絶対あうよな」って思ったタイミングで紹介します。

齋藤敦子さん
齋藤さん

まさに、お見合い。

加藤さん
加藤さん

そうです、ビジネスお見合いじじですよ。

齋藤敦子さん
齋藤さん

いま関わっているスタートアップで「これおもしろいよ」というの、ご紹介いただけますか?

加藤さん
加藤さん

GO FLYっていうアメリカの有人飛行ドローンのレースがあるんですけど、それに参加しているteTra(テトラ)という会社の社長さんがすごい面白いす。なんていうんでしょう、ピュア。けがれてないんです本当に。いまドローンって技術的な制約や法的な制約がかかっていますけど、ドローンの空の移動を自由にしたい、自由に飛び回れるような世界観をつくりたい、ただそれだけなんですよね。

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人間が"ウルトラコンパクト"に空を飛ぶことを競うレースGo FLYにエントリーしたteTraさんのデバイスがこちら。GO FLYオフィシャルサイトより

加藤さん
加藤さん

社長の中井さんは、東大の大学院で工科系機械科工学をやられていて、ものつくっている人。なので機体は開発できるんですけど、オペレーションを回す経験はしたことがないんですよね。例えば一人乗りのドローンを開発しても「一人乗りは売れない」とか「荷物が乗らないなんてあり得ない」っていわれちゃう。それで、某航空会社さんの室長さんとかをお招きして、

齋藤敦子さん
齋藤さん

ビッグですね...!

加藤さん
加藤さん

逆に、某航空会社の方々は、オペレーションはまわせるんですけど、機体開発はできないんですよ。ボーイングとかにだしちゃう。お互いできるところが違うんですよね。でもドローンという機体がどういう特性を持っていて、どういう制約があるのかっていうことを早めに知っておくと、10年後20年後のオペレーションを想定できる。中井さんからすれば、そのオペレーションの制約を知っておくと、機体開発に活かせるわけです。だから早めに会っておいたほうがいいですよ、みたいな感じで、1回お引き合わせをした。

齋藤敦子さん
齋藤さん

ワクワクしますね。何につながるかは未知数だけれども、すごく面白いですよね。

重視すべきはコンテクスト!ー世の中に新規事業はそうそうない

齋藤敦子さん
齋藤さん

最近のソサエティ5.0とかサスティナビリティとかいった社会課題に対して、シリコンバレーや北欧は、企業や国がもっている資源とスタートアップとを結びつけるスピードがものすごく早いですよね。なんで日本は進まないんだろうって思っていて。気候変動にしてもテクノロジー進化にしてもこの先10年でさらに変わることはわかっていることで。そのあたりで、これ最近ブレイクスルーしたよ、みたいな話ってありますか?

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コクヨの設計部にてオフィスのデザインや、企業・行政の働き方改革のコンサルティング業務に従事されてきた齋藤さん。2003年には新規事業開発部門にFA異動し、次世代の働き方・学び方の研究から事業探索を行ってこられました。2012年に開業したCreative Lounge MOVのコンセプト開発も担当した、まさにMOVの母!です。

加藤さん
加藤さん

ブレイクスルーする感じはまだないんですけど。ただ、これは間違っていると明確に思っていることがあって。海外で流行っているサービスを、そのまま日本のマーケットにもってこようとする人もけっこう多くいらっしゃるんですけど、コンテクスト(文脈)はすごく大切で。

そもそも社会基盤とか歴史であったり、習慣、国民の意識、慣習みたいなものが違うのにも関わらず、 "便利そうだから"といって海外で流行っているサービスの一面だけを切り取って日本にもってこようと思っても、絶対うまくいかない。ローカライズの難しさっていうのをやりながら感じてます。

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狩猟社会をSociety 1.0として、農耕、工業、情報、と発展した社会の次なるフェーズがSociety 5.0。「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)。」第5期科学技術基本計画にて提唱された我が国が目指すべき未来社会の姿だそう。内閣府オフィシャルサイトより

加藤さん
加藤さん

だから中国の政策ってすごく面白くて。シリコンバレーのアップルとか、グーグルとか、フェイスブックとかにエンジニアをばーっと出してるんです。そこで、インターンであったり社員として経験を積んだ彼らが、中国本土に戻ってきてまたゼロから作ってる。あれ、すごい美しいなって思ってて。日本ももっとやればいいのになって思います。「パクってる」っていわれるかもしれないですけど、一番いい事業の在り方なのかなって。

齋藤敦子さん
齋藤さん

なるほど。いろいろなやり方があっていいわけですね。守屋さん、そのあたりどう思いますか?

守屋実さん
守屋さん

ビジネスはパクリだと思うんですよ。僕、新規事業を生業にしてるんで「なんで、そんなに新規事業を思いつくんですか?」っていわれることがあるんですけど、基本的に新規事業なんて世の中にそうないと思ってて。だいたい既存事業なんです。たまたま、その会社でやったことはないから「新規事業」と呼ぶっていうだけで。あらかたどこかがやっているじゃないですか。本当に前人未到の事業ってあるんですかね?って、気がするんですよね。でもパクたって、やる人も、やる環境も違ったりするから、別のものに育つもんですよ、普通は。

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キャリアにおいて歳の数だけ新規事業を起こしてきた新規事業創出の専門家の守屋さん。投資をした後は役員に就任して事業責任を負うスタイルのが基本。これまで数多くの会社の取締役、フェロー、顧問、理事、アドバイザーなどを歴任されています。

守屋実さん
守屋さん

例えば僕はミスミって会社出身。ミスミって"持たざる経営"っていうのをずっといってきたんですね。ラクスル"シェアリングエコノミー"なんですよ。"持たざる経営"と"シェアリングエコノミー"って、一緒っぽくないですか?

実際ラクスルは、ミスミモデルをフルパクリしているんですね。ラクスル代表の松本さんが、前職でコスト削減プロジェクトをしてて、大企業のコスト削減するときに「印刷」のプライシングってなんなんだって思い始めて。で、ミスミモデルを知って、"ミスミ" × "印刷" でどうにかなるんじゃない?って思ってミスミ出身の僕に出会った。いけるいけるって話になって、ラクスルという会社がはじまりました。ミスミモデルの"持たざる経営"を"シェアリングエコノミー"に、金型製造業を印刷業にしたのがラクスルなんですね。

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守屋さんが新規事業創出の専門家としてキャリアを築く、そのきっかけとなった株式会社ミスミ オフィシャルサイト

守屋実さん
守屋さん

僕の中でいうと、八百屋をやったあとに果物屋をやっている感じ。モノは違うんだけど、一緒といえば一緒かな、みたいな。そういうパターンは多いです。ミスミモデルとか、ラクスルモデルみたいななかで会社つくろっか、という話は多い。

かつての"持たざる経営"から、"要所要所を持つ経営"へとシフトしたという現在のミスミモデルについて、守屋さんが紹介されていた記事。ミスミモデルの系譜として、ラクスルをはじめ、製造業のコスト削減を実現したキャディ、ラクスルの衣服生産版シタテル、ラクスルのデザイン版ガラパゴス、自動車整備のセイビーなどにも触れられています。

それぞれのマッチングの軸となるもの

齋藤敦子さん
齋藤さん

ここまでお話しを聞いていて、改めてお二人はマッチングのパターンを持っているんですよね。お料理のレシピみたいに、ぱぱぱっとそれをやっちゃうタイプ。

守屋実さん
守屋さん

一緒なんですよね、ポイントが。ミスミで転んだポイントがあって、ラクスルで転んだポイントがあって、よくよく見てみると、比較的似ているところがある。やっていることは、複数の業界で複数のことをやってるんだけど、見方を変えると、何年も同じことをやってるみたいな感じだったりもするなぁと。

齋藤敦子さん
齋藤さん

加藤さん、激しくうなずいていますが。

加藤さん
加藤さん

私も、一番最初に立ち上げた住宅のなんでも相談サービスって、マッチングサービスなんですよ。要は、お客さんの性格とか欲しいもの、ニーズを全部分解して、それに見合うようなサービスを持っている会社の営業マンをあてるっていうマッチング。そのあとに、東急アクセラレートプログラムを立ち上げて、東急グループの事業所とスタートアップの技術っていうもののマッチングをやっている。シェアリングの観点と、マッチングの観点と、ずっと同じことやっているな、と。自分のキャリアで。

なんかやっぱり軸っていうのがあるんだなと、いまお話しうかがって、すごい参考になりました。自分も振り返っちゃいました、勝手に。

事業拡大の秘訣は、自分自身で着けた炎を消さずに持ち続けること

齋藤敦子さん
齋藤さん

去年、MOV市でやったモヴ―の虎がすごい面白かったんですよ。WILLとかパッションがあって。スピーカーの方それぞれの、こういう思いでやりたいんですっていうのが、びんびん伝わってきて。でも企業対企業だと、他社さんから「ちょっと見てください」って持ち込まれるものって、何がやりたいんですか?っていうのが結構ある。そこにパッションや愛がないんだろうなって。お二人は「事業はどこから生まれる」という今日のテーマに関して、どう思いますか?

守屋実さん
守屋さん

僕はひとりの熱狂から生まれると思ってます。「これやりたい!」「やるべきだ」って、誰かひとりが熱狂したら、その瞬間から生まれるんじゃないかと。そういう着火点って、誰かひとりが何かを持つんだと思うんですよ。今だ!これだ!俺だ!って。そこからじゃないと始まらないと思ってて。

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守屋さんにも虎としてご参加いただいたMOV版マネーの虎モヴーの虎。挑戦者6組がエントリーし、熱いプレゼンが披露された。

守屋実さん
守屋さん

みんなでググってみて、統計集めて、理屈上でなにかやっても、よくわかんない化け物をつくるだけだと思うんですよね。誰かがどこかで何かの思いをもって、何が何でも、おれはやるんだ!っていうところからじゃないと生まれないって、僕は思います。

加藤さん
加藤さん

これ以外の答えはないですよね。自分の考え方でいくと、マーケットサイドをすごく見ている人は、はっと気づくことが多いのかなと思います。その気づく人がチャッカマンみたいな人で、俺はやっぱりこうあるべきなんだっていって生まれてくるケースは多いのかなと。

守屋実さん
守屋さん

今日来場してくれてる彼(参加者の方)、知り合いなんですけど。大手製薬会社の営業をしてて、鬱の方にお薬とか売ってたんですよね。自分の患者さんたちの会に遊びに行って、そこで、製薬メーカーが薬でできることと、そうじゃないことがあるって、気づいちゃったんです。そこにいる患者さんたちは、仕事での成功体験を持っている人がひとりもいなくって。

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普段は会員制のラウンジであるMOVの一角で開催したトークショー。来場者の多くが、大きく頷きながら聞き入っていました。

守屋実さん
守屋さん

自分は、薬を持っていくほうがいいのか、その人たちが仕事での成功体験をつくれるようにしたほうがいいのかって悩んで、やめちゃったんです。そこから起業したんですけど。そういうシーンがどこかであるんですよね。そのシーンに自分自身が熱狂して、やるぞってなって、絶対に辞めないで続けると、会社を大きくできる人になれる。どこにでもあるんだけど、それを自分のなかで消さない炎として持ちきれるかどうかって、また難しくって。

齋藤敦子さん
齋藤さん

そうだと思います。今、20代30代の若い世代は50年先も生きているわけだから、自分ごととして真面目に考えられるんですけど。50代60代の人は、50年後に島が沈むっていわれても、子どもの問題かな、子どもたちがんばれ、みたいになっちゃうと違うかなと。課題として、自分でちゃんと取り組んでいくっていうのは、スタートアップの原則ですね。

それぞれの立場で捉える未来

加藤さん
加藤さん

さっきにも続くところなんですけど、僕、事業の方向性って二つあると思っていて。まったく求められていない、アンコンシャスなニーズに打ち出していく付加価値的なアプローチと、例えば満員電車なんとかしたいみたいな、明確な課題にこたえていくアプローチとあると思うんですよね。

後者は、コストカットの技術投入をして定員をやわらげていくとか、これはけっこうできるんですけど。前者は、レベニューが上がるわけなんですが、めちゃくちゃ難しくって。これをがんばろうとしている人をなんとかしてサポートしたいな、と常に思っています。そうじゃないと、経済が膨らんでいかない、成長していかない。

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「スタートアップと共にワクワクする街づくりを」加藤さんが統括されている東急アクセラレートプログラムでは2019年の総括となるDemoDayの様子の動画が公開されています。TAPオフィシャルサイトより

加藤さん
加藤さん

いまでいうと、エンターテイメント系ですね。別にそれにお金を払わなくても生きていけるんだけど、そこにお金を落とすことで新しい経済価値を生み出す。そういうところが、いまの停滞気味な日本においては、必要なひとつの領域なのかなと思っています。

齋藤敦子さん
齋藤さん

「未来についてみんなで考えましょう」とか言葉でいうと、きれいごとで全然つまんないので、それをもっと生々しく語れたらいいなって思うんですけど。守屋さん、いかがですか?

守屋実さん
守屋さん

未来については、考えているつもりではいます。例えば名刺って、100枚くらいつくると10リットルくらいの水を汚すんですよ。木を切って水を汚して100枚の名刺つくるって、けっこう大変だなと。それを石灰石で、水使わないで紙をつくっているTBMさんていう会社があって。ここはいま石油を使わずにつくるスーパーのビニール袋と同じ方向いってるんですよね。

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TBMさんが海洋汚染や森林枯渇などの問題に取り組むべく、国内で自社開発(特許取得)された唯一の複合素材LIMEX(ライメックス)。名刺、ビニール袋にも展開されている。TBMオフィシャルサイトより

守屋実さん
守屋さん

海洋汚染とかもすごいじゃないですか。例えば、海に浮いているプラスチックって、ぱっと見えるものだけじゃなくて、洋服洗うと化繊から出るマイクロプラスチックとか、車で走ると削れるタイヤのゴムとか。これらが海に流れてけっこう悪さしてるんですね。魚はそれらを普通に食べちゃうから。

そういう汚染をどうやって防ぐのか。僕たちで、ビニールじゃないビニール袋をつくったり、紙じゃない紙をつくることによって、どうにかしようって。これは世の中の流れとか、未来を捉えた事業っていっていいのかなと。

齋藤敦子さん
齋藤さん

なるほど。そろそろ時間ですね。「事業はどこから生まれるか」っていう問いの、明確なこたえが、

守屋実さん
守屋さん

「MOVから生まれる」か。今、思った、MOVから生まれる。それで、SOILで育つ。

齋藤敦子さん
齋藤さん

で、世界へ旅立つみたいな。ということで、トークは終了します。


多くの人が、働く環境や仕事内容を見直している今。MOVでも利用される方々の移り変わりがはじまっています。

ユニークで刺激的な事業が「MOVから生まれる」。ほんとうにそういう場にしていくためにも、コワーキングスペースの新しいあり方について、考えるべきときです。利用されている方のご意見もぜひお待ちしております。 お気づきのことや、あったらいいな、などはこちらからお寄せください。

モヴ百景とは...いろんな職種・人種が集まるコワーキングスペースMOVで、ついつい聞き入ってしまった誰かの話を、MOVらしさ=景勝地といって紹介するコーナーです。もちろん、ご本人のご了承を得て記事にしています。


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