MOV
Channel
Channel
2021.12.06
世界初?!数学アートの作り方を学べる本 /
『アートで魅せる数学の世界』岡本健太郎
MOVのライブラリーから1冊ずつ本をご紹介しています、不定期企画・MOV図書だより。
今回は"数学は大冒険だ"というキャッチコピーが魅力的な、大人のための数学・統計教室『和から』にて、数学講師をしながら切り絵アーティストとしても活躍する、岡本健太郎さんの著書『アートで魅せる数学の世界』をご紹介します。
和から株式会社の数学講師。「楽しめる授業」をモットーに学生から社会人まで幅広くわかりやすく授業を展開。また、数学を使ったアート活動にも積極的に行っていて、数学の有用性だけでなくその美しさや魅力について積極的に発信。博士号をもった切り絵アーティストとしても活躍している。
Twitter:ζWalker(著書「アートで魅せる数学の世界」)
Instagram:@kentaro__okamoto
ただ、いざ本を前にしたら「ほんとに読めるのかな」と不安になってきました。なぜなら、赤点をとったことがあるくらい数学ができないからです・・・。アートにはすごく興味があるんですけれど、苦手な数学の本でもある。根っからの文系が読みきれるのか、果たして・・・。
ネガティブモードでページをめくり始めましたが、読み終わったいま!
私と同じように、数学とついでにEXCELにも苦手意識をもっている方にこそおすすめしたい本に出会った衝撃に震えています!!!! 結論、数学苦手でもだいじょうぶ!
第1章、第2章は、私たちの生活の身近にある "黄金比" や "折り紙" に関する、歴史的な話題と数学的視点についての解説からスタートします。テキストベースですが、読んで「へえ〜〜〜」となる話題が満載です。
例えば、1章で紹介される植物にひそむ数学の話。葉っぱのつき方にも数学が潜んでいるなんて、おもしろくないですか?読後すぐにMOVでの雑談で披露しました。
また「定規を使わずに折り紙を5等分できるか」という問いからスタートする第2章は、正方形の紙を準備して、実際に手を動かしながら読むと楽しいです。
難しい数学の理論や、やたら長い数式ばかりがでてきたら、ぽっきり心が折れて本を閉じていたでしょう。でも本著は、写真や図も多くて安心。学生時代に慣れ親しんだ資料集っぽさもあり、フルカラーなので眺めるだけで楽しいです。
実際、どんな作品がつくれるかというと、例えば・・・。
糸掛け曼荼羅だって
手裏剣(対数螺旋)だって
表紙の絵(ハイポトロコイド)だって描けるんだから!!
いや、、、
いや〜〜〜〜〜、、、
すっごくたのしいですよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!
ぜんぶ私がExcelを使って描きました~~~~~!!!!
数値を少し変えるだけでアート(グラフ)も変化するので、ちょっといじるつもりがどんどん時間が過ぎます。
理論を説明する本は数あれど、実際に作成方法を手とり足とり明かしてくれている本は珍しく、もしかしたら世界初かも・・!?とのこと。
数学的なことはわからなくても(わかると違った楽しみもあるでしょうが)、出来上がったアートの美しさや作り出す過程の楽しさは十分に体験できます。ぜひ『アートで魅せる数学の世界』を片手に、Excelを開いてみてください。きっと、新鮮な楽しさにびっくりしてもらえるはずです。
今回は"数学は大冒険だ"というキャッチコピーが魅力的な、大人のための数学・統計教室『和から』にて、数学講師をしながら切り絵アーティストとしても活躍する、岡本健太郎さんの著書『アートで魅せる数学の世界』をご紹介します。
岡本健太郎さん|Okamoto Kentaro
Twitter:ζWalker(著書「アートで魅せる数学の世界」)
Instagram:@kentaro__okamoto
"数学"ができなくても読めるのか
実は、MOV公式Twitterの中の人でもある図書だよりの筆者。本著の出版については、和からさんの公式Twitterを見て知っていまして、ぜひ読みたいな〜と思っていました。数学講師をしながら切り絵アーティストとしてもバリバリご活躍されている、というプロフィールもさることながら、そんな岡本健太郎さん(MOVにもたまにいらっしゃる)による数学×アートの本ですよ。どんなふうにコラボしてるのか、読んでみたいじゃないですか。ただ、いざ本を前にしたら「ほんとに読めるのかな」と不安になってきました。なぜなら、赤点をとったことがあるくらい数学ができないからです・・・。アートにはすごく興味があるんですけれど、苦手な数学の本でもある。根っからの文系が読みきれるのか、果たして・・・。
ネガティブモードでページをめくり始めましたが、読み終わったいま!
私と同じように、数学とついでにEXCELにも苦手意識をもっている方にこそおすすめしたい本に出会った衝撃に震えています!!!! 結論、数学苦手でもだいじょうぶ!
眺めて楽しいフルカラー!
全5章で構成される本書。第1章、第2章は、私たちの生活の身近にある "黄金比" や "折り紙" に関する、歴史的な話題と数学的視点についての解説からスタートします。テキストベースですが、読んで「へえ〜〜〜」となる話題が満載です。
例えば、1章で紹介される植物にひそむ数学の話。葉っぱのつき方にも数学が潜んでいるなんて、おもしろくないですか?読後すぐにMOVでの雑談で披露しました。
また「定規を使わずに折り紙を5等分できるか」という問いからスタートする第2章は、正方形の紙を準備して、実際に手を動かしながら読むと楽しいです。
難しい数学の理論や、やたら長い数式ばかりがでてきたら、ぽっきり心が折れて本を閉じていたでしょう。でも本著は、写真や図も多くて安心。学生時代に慣れ親しんだ資料集っぽさもあり、フルカラーなので眺めるだけで楽しいです。
数学アート実際にをつくれる本(たぶん世界初!?)
さて、一番楽しいのが第3章〜第4章。Excelを使って実際にアートをつくっていきます。ここで「EXCELって表や計算に使う、便利だけどなんか難しいツールでしょう・・・」なんていう固定概念はふっとび、「EXCELで数学(関数とグラフ)を使えば絵がかける!!おもしろツール!!!」という新しい気持ちが芽吹きました。すごい!!実際、どんな作品がつくれるかというと、例えば・・・。
糸掛け曼荼羅だって
手裏剣(対数螺旋)だって
表紙の絵(ハイポトロコイド)だって描けるんだから!!
いや、、、
いや〜〜〜〜〜、、、
すっごくたのしいですよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!
ぜんぶ私がExcelを使って描きました~~~~~!!!!
数値を少し変えるだけでアート(グラフ)も変化するので、ちょっといじるつもりがどんどん時間が過ぎます。
すべてExcelの散布図(「横軸」と「縦軸」、値を示す「点」で構成されるグラフ)を使って描いてます。グラフを作るにはデータが必要で、関数を入力しないといけませんが、知識不要。本に書いてある通りに打ち込めばOK!「アートで魅せる数学の世界」には
— ζWalker(著書「アートで魅せる数学の世界」) (@walker0226) October 17, 2021
Excelを使って動画のような模様を描く方法も収録されています。
めちゃ楽しいです。#数学アート#Excelアート#Excel pic.twitter.com/mDYoUTX8DX
理論を説明する本は数あれど、実際に作成方法を手とり足とり明かしてくれている本は珍しく、もしかしたら世界初かも・・!?とのこと。
数学的なことはわからなくても(わかると違った楽しみもあるでしょうが)、出来上がったアートの美しさや作り出す過程の楽しさは十分に体験できます。ぜひ『アートで魅せる数学の世界』を片手に、Excelを開いてみてください。きっと、新鮮な楽しさにびっくりしてもらえるはずです。