高タンパクすぎて業界騒然！『プロテインおにぎり』を開発した
超筋肉系管理栄養士® 今井準さんの、超筋肉質なビジネス・ストーリー　フード開発編

自分自身もそれまで、身体を鍛えているとしがちな、玄米、むね肉、ブロッコリーみたいな色のない食事をしていたんですが、在学中に受けたある調理学の先生の授業がささりまして。初めて自分の食事に習ったことを取り入れてみたら、減量食がめちゃめちゃ美味しくなって、減量自体もいままでにないぐらい楽だったんですよ。

そうですね。ボディビルダーの身体づくりでは、筋肉を多くするためにオーバーカロリーな食事をするバルクアップという時期があるんですが、それにかまけて好き放題たべてた結果、大きくなりすぎてましたね。

太ってしまう人の気持ちはすごく良くわかるので。減量って美味しく楽にできるんだっていう原体験から、これを広めたら世の中のトレーニーたちがよろこぶだろうなと。それで試しに、身体を鍛えている人向けの弁当を作ってみたのがはじまりですね。

業界ではみんなが知ってるレジェンド、ボディビル界の野茂みたいな人なんですが、山岸秀匡さんが食べてくれて「うまかった！」ってメッセくれたのは感慨深かったですね。起業の大きなきっかけになりました。

栄養面だけじゃなく美味しさと安全性も両立できるように、調理工程でも保存料や防腐剤などの添加は一切していません。「妊婦さんでも安心して毎日食べて頂ける品質」を基準に製造してますね。

それに他社さんだと、マーケティング畑の人やビジネスをやってきた人が開発されてますが、私のような筋肉の塊みたいなやつが開発しているのはうちだけなので、一言でいえば『BIRUMESHI』がいちばんプロ仕様です。とはいえ客観的にみれば、他社との大きな違いはないような気がします。

「ないモノは作る」が活動のベースなので。お弁当よりも安く、手軽に食べられるダイエットフードを作りたいと思い立って開発しました。タンパク質が15ｇも摂れるんですが、プロテインパウダーを使わずに、鶏肉とお米だけで付加するのがめちゃくちゃ大変でした。「不可能を可能に」するのが楽しいですね。

『BIRUMESHI』で起業したときの競合は１社くらいでしたが、いまでは数十社からベンチマークされるようになりました。今回、『プロテインおにぎり』を開発して、イチ抜けできるかなというところです。たぶん、1、２年したら他社さんもおにぎりを作るかな。そういう意味では、この狭い業界においては「私が流行ると思って作ったものは流行る」という自信をもっています。

もともとのコンセプトは「ボディビルダーの食事を美味しく手軽に」だったんです。でも実は、ボディビルダーが食べているものは身体にいいので、万人に食べてもらいたいですね。ビジネスマンの生産性をあげていきたい。

MOVで食べてくれている人を見かけたときは「ありがとうございます！！」って心の中で全力で叫んでます。実際に話しかけると悲鳴上げられるかもしれないので・・・

このあいだゴールドジムでも食べてくれてる人がいて、同じく心の中で「ありがとうございます」っていったんですが、その方が「あーーー腹減ってるからなんでもうめえわ」っておっしゃっていて。すごく複雑な気持ちになり、空を見上げましたね。

あとは『BIRUMESHI』や『プロテインおにぎり』のような商品も、一つの食文化にしていきたいという思いがあります。6年くらい前に、海外のボディビルダーさんの多くが、トレーニングメニューの冷凍フードを１週間分とかストックしているのを見て、これを日本でもやりたいと思ったんですね。

冷凍庫に、身体にいいお弁当をストックしておいて、レンチンするだけで食べられる。選択肢の一つとして取り入れる人をより増やしたいですね。

セブンイレブンさんでの販売は、港区、文京区と川崎からスタートします。みなさん電車賃かかってしまうと思うんですが、よろしければ必ず毎日ご購入ください。